室内犬・小型犬でも散歩は必要?

ペット栄養管理士。 子供の頃から犬と一緒の生活。 犬には、ただ長生きするだけでなく”健康に天寿を全うして欲しい”との思いから、犬の食事の勉強を始めました。今では趣味の一つに。 良質な食事と同時に、運動も健康に大きく関わる事を実感してます。 飼育経験・犬の栄養学・運動に関する記事を書いていきたいと思います。

「小型犬は室内でも運動量が足りるから散歩はいらない」

最近、ちらほらと耳にする言葉です。

散歩に行くとノミやダニがつくし、感染症の恐れもあるし、汚れる。
ペットショップの人が行かなくて良いと言った。
犬が嫌がる。
面倒くさい。

などなど、理由は様々ですが、小型犬に限らず”お散歩無し犬”が増えているようです。

犬にとって散歩は運動だけではありません。
むしろ、人と一緒に歩いただけでは運動にならない事も多いです。

では、なぜ散歩が必要か・・・?

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散歩の効果

・気分転換

気分転換する事によって、ストレス解消が出来ます。
ストレスは万病の元。
人間も、ずーっと室内に閉じこもっていたらストレスがたまりますよね。犬も同じです。

・五感の刺激

五感の刺激は脳の働きが活性化されると言われています。
認知症の予防としても注目されています。

・人、物、車等の人間社会に慣れる事が出来る

知らない人や物・車を見るたびに怯えたり、ギャンギャン吠えなければいけない犬。
飼い主も疲れますが、犬はもっと疲れてしまうのではないでしょうか。
”知らない人も物も車も居て当たり前”になれば、ストレスに感じる事はありませんね。

・飼い主とのコミュニケーションがとれる

個人的に、最大のメリットだと思います。
一緒に歩いたり走ったりするだけで絆が深まったような気分になります。
ツイテやマテの練習を挟む事も出来ます。
この子はどんなお散歩スタイルが好きなのかな?を探るのもとても面白いです。

何も考えずに周りの景色を楽しんだり、犬が嬉しそうに歩いたり調べ物をしている様子をニヤつきながら見たりと、自分自身も癒されます。

・飼い主の健康維持

一日1時間程度のウォーキングは人間にとっても良いと言われています。
犬と楽しく散歩してるだけなのに健康診断の結果が良くなった方は意外に多いのでは?
実は、私もその一人です(笑)

気分転換や五感の刺激なんてしなくても・・・と思われる方もいるかもしれませんが、これらは犬の健康や認知症予防にも大きな効果があるんですね。

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散歩で気をつける事

・散歩デビューしたての頃は無理させない

好奇心旺盛で怖いもの知らずの犬なら大丈夫ですが、怖がりな犬だと何がトラウマになるかわかりません。
子犬時代のトラウマは長い間引きずる事もあります。
お散歩デビューした時に中々歩かない子は時間をかけて散歩に慣らしましょう。
散歩途中でオヤツを与えて良い印象と結びつけたり、抱っこで外に慣らしたり・・・ちょっと大きめの公園まで車で行ってお散歩するのも効果的です。

・熱中症

犬にとって辛い季節になってきました。昨日も気温が30度以上の地域が多かったですね。
日差しが強い時間帯を避け、出来るだけ日陰や芝生を選んであげましょう。

意外と知られていませんが、日中の雨上がりは危険です。
気温が下がって地面も冷えたから大丈夫!と思っても、時間が経てば蒸気で熱々になります。
実際、雨上がりの散歩で熱中症になってしまった犬もいるので、散歩前は犬と同じ高さにしゃがんで充分に確認し、散歩中もマメに確認しましょう。

・他の犬と挨拶させる時は勝手に近付かない

良くも悪くも、犬は他犬から色々な事を学びます。
多頭飼いをしてて、後輩犬には何も教えてないのにトイレ等の躾を勝手に覚えたなんて話は良く聞きますね。
人間にとって良い事だけを他犬から学んでくれればよいのですが・・・マーキングや無駄吠え、他犬が苦手な犬から”攻撃する事”を覚えてしまう事もあります。

また、他犬と挨拶させる時は犬の様子を良く見てからにする方もいます。
挨拶させたい時は、飼い主さんに聞いてからにしましょう。

うちの犬は散歩嫌い

本当にそうでしょうか?
犬の社会化期は4ヶ月までと言われています。3ヶ月までと言う説もあります。
ワクチン接種が終わるまではお散歩禁止と言われる事もあり、貴重な社会化期を室内閉じ込めっぱなしで終わる犬もいます。
最近は、貴重な社会化期を逃す方がよっぽど良くないとの理由で、ワクチン終了前でも抱っこ散歩したり他犬が居ない場所で軽くお散歩する事を推奨する獣医も増えています。

メリットだらけのお散歩。
散歩好きになるように、飼い主が上手に誘導する事も犬飼いの醍醐味だと思います。

楽しくお散歩して、犬も飼い主も健康寿命が伸ばせたらいいですね。

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