犬の歯周疾患と歯磨きに慣らす方法

ペット栄養管理士。 子供の頃から犬と一緒の生活。 犬には、ただ長生きするだけでなく”健康に天寿を全うして欲しい”との思いから、犬の食事の勉強を始めました。今では趣味の一つに。 良質な食事と同時に、運動も健康に大きく関わる事を実感してます。 飼育経験・犬の栄養学・運動に関する記事を書いていきたいと思います。

犬の歯周疾患はとても多いです。
人に飼育されるようになり、犬の寿命は延びました。
歯周疾患の影響を受ける前に寿命を迎えていた頃と違い、現在は歯周疾患が様々な病気を引き起こす事が増えています。

 

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歯周病とは?

文字通り、歯の周りの病気。歯の表面や歯周組織に歯垢が沈着する事で引き起こされます。
体質・ストレス・栄養障害・代謝障害等も関わっていますが、歯垢に含まれる細菌さえ無ければ歯周病になる事はありません。

高齢になるにつれ発生率が高くなるのが一般的ですが、最近は若くても歯周病が進行しているケースも増えています。

中・大型犬に比べると小型犬のほうが発症率が高く、進行も早い傾向があるようです。

歯周病が引き起こす病気

歯周病になったら口臭がヒドイだけではありません。
本当に怖いのは、細菌が歯の周りの組織を壊してしまう事。酷いとホッペに穴が空いてしまう事もあります。
更に重症例になると、細菌が体内に入り込み心臓や腎臓を痛める事もあるのです。
何事もなく歯が抜ければ運が良いんですね。

また、一度破壊された歯周を元に戻すのは非常に困難です。

歯周病を予防するには?

ホームデンタルケアが欠かせません。つまり、日々の歯磨き。
ガムやロープの引っ張りっこはある程度の予防効果はありますが、肝心の”歯と歯茎の間”の歯垢は除去できません。
噛み方にもクセがあるので、良く噛む方の歯はキレイだけど反対側は汚いなんて事も・・・。

歯垢は6~8時間。歯石は3~5日で形成されます。
出来れば毎日、最低でも3日に一度は歯ブラシによるブラッシングで歯垢を除去してあげるのが理想です。

歯磨きに慣らす方法

ほとんどの犬は歯磨きを嫌がります。
歯周病の予防で一番大事なのは”犬も飼い主も楽に出来る事”です。
そのためには、時間をかけて嫌がらないように慣らしましょう。
子犬なら永久歯が生えそろう頃までを目標に慣らしていくと良いと思います。

歯磨きに慣らすステップは以下の通り。

1、指や柔らかい布で口を触る→褒めてご褒美
2、指や柔らかい布で歯を触る→褒めてご褒美
3、歯ブラシで歯に触れる(磨かない)→褒めてご褒美
4、歯ブラシで数秒ブラッシング→褒めてご褒美

4まで出来るようになったら、少しずつ出来る範囲と時間を延ばしていきます。
嫌がる前に辞めるのがコツです。
歯磨き中の姿勢は、犬と飼い主が落ち着くのならどんな姿勢でも良いと思います。

ちなみに我が家は小型犬なので、飼い主のあぐらの中に寝せて歯磨きします(笑)

 

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出来てしまった歯石は病院で除去してくれますが、大抵は全身麻酔になります。
人間には麻酔専門医がいますが、犬の麻酔専門医はいません。
全身麻酔から目覚める事なく亡くなってしまった犬の話も聞きます。
出来る事なら避けたいものです。

一日数分の手間で防げるのが歯周疾患。
慣れてしまえば、歯磨きタイムはスキンシップの時間にもなるので良い事ずくめです。

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