ドッグフードの選び方(2)

ペット栄養管理士。 子供の頃から犬と一緒の生活。 犬には、ただ長生きするだけでなく”健康に天寿を全うして欲しい”との思いから、犬の食事の勉強を始めました。今では趣味の一つに。 良質な食事と同時に、運動も健康に大きく関わる事を実感してます。 飼育経験・犬の栄養学・運動に関する記事を書いていきたいと思います。

前回、ドッグフードを選ぶ際の最低限のポイントを3つ書きました。
今回は、もっと質の良いフードを選ぶ際のポイントを書いていきます。

 

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BHA・BHT・エトキシキンが添加されていない物を選ぶ

BHA:酸化防止剤。人間では、魚介類・油脂等に使用が認められています。
ラットによる高濃度給与実験で前胃に発ガン性が認められました。
前胃を持たない豚・犬・サルでは発ガンがありませんでした。
だから犬には大丈夫!との理由で添加されているようですが、添加物の危険性は長期間の摂取によって初めてわかる事もあります。

BHT:酸化防止剤。BHA同様、魚介類・油脂等に使用が認められています。
現時点で発がん性は認められていませんが、ガンを誘発するのではないかと指摘されています。 また、脱毛等の症状の報告があります。
BHAほど顕著な結果は出ていませんが、科学構造が似ているので発がん性が無いとは言い切れない物です。

エトキシキン:人間には使用が認められていません。農薬として使用する事も禁じられています。
酸化防止効果は抜群ですが、その分危険性が高いです。

 

主原料は”肉”

犬は雑食ですが、肉食性が非常に高いです。
一般的に、原材料の3つ目までが主原料と言われています。
一番最初にチキンがきていても、2番目・3番目にコーン・コーングルテンなどと書いてあれば、主原料はコーンです。
コーン等の安価な穀類で粒を形成し、足りないたんぱく質(主にアミノ酸)は合成栄養素で補っているフードも珍しくありません。

 

ビートパルプが入っている物は極力避ける

ビートパルプとは、砂糖大根の搾りカス。食物繊維です。
食物繊維は犬の健康にも良い働きをしますが、飼い主が糞の始末をしやすいようにと過剰に添加されている物も多いです。
必要以上の食物繊維は大事な栄養素を一緒に排出してしまったり、胃腸に負担がかかります。

 

表面がベタベタしない物を選ぶ

穀類メインの安価なフードは、食いつきを良くするために獣脂が吹きかけられている事が多いです。
脂はとても酸化に弱く、表面に吹きかければすぐに酸化してしまいます。 それを防ぐためには強力な酸化防止剤が必要になります。
ビタミンEなども酸化防止の効果がありますが、表面の脂の酸化を長期間抑えるほどの効果があるかどうか・・・。
表面がベタベタしているけど酸化防止剤は天然由来のフードは、保存に注意が必要です。

 

これらは、全ての犬に最適なわけではありません。
個体差はもちろん、現在の健康状態も考えて選んであげるのが良いと思います。

次回は、プレミアムフードについて書きたいと思います。

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