ペット栄養管理士が教える、愛犬がご飯を食べないときにどうする?

ペット栄養管理士。 子供の頃から犬と一緒の生活。 犬には、ただ長生きするだけでなく”健康に天寿を全うして欲しい”との思いから、犬の食事の勉強を始めました。今では趣味の一つに。 良質な食事と同時に、運動も健康に大きく関わる事を実感してます。 飼育経験・犬の栄養学・運動に関する記事を書いていきたいと思います。

大切な愛犬がなかなかご飯を食べてくれない…何か病気なのかな?動物病院に行ったほうがいいのかな?心配になりますよね。この「餌を食べない」という状態、動物病院では非常によく寄せられる相談です。多くの場合はあまり心配する必要がないようです。

1)好みの問題

様々なドッグフードを与えている場合や、手作りフードを与えている場合、好き嫌いが激しくなります。「このフードおいしくない!別のがいい!」という催促のことが多々あります。

とはいえ、療養食やしっかりとした信念があってオーガニックフードや手作り食を与えている場合、催促に負けて前のフードに戻すわけにもいきません。催促の場合は1~2食ほうっておけばお腹が空いて食べるようになりますので、心を鬼にして根競べをしてください。

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2)環境が変わった

引越しをした、新しく家族が増えた、など大きく環境が変わった場合、犬は事情を理解できませんから、ただただストレスを受けることになります。結果的に食欲が落ちてご飯を食べない…ということに。通常は空腹になれば食べますので、1~2食食べない、食が細いといったことがあってもほぼ問題ありませんが、3食目も食べない、ということであれば病院に行きましょう。

3)病気である

最も厄介で辛いのがこれです。私の犬も上記の1と2に当てはまっていたことがありました。環境も変わったし、フードも変わったし、すぐ慣れるかな?と軽く構えていたのです。

ところが、2日経っても食べない。食べないどころかどんどん元気がなくなっていき…すぐに病院に連れていき、回復手術をするか内科処置にするかを選択する、といういきなりの修羅場に。その時は内科処置で事なきを得ましたが、今でも背筋が凍る思いです。

病気かどうか、家でどうやって判断する?

ご飯を食べない、食が細くなった、というときに、単なる環境などの変化が原因なのか、病気なのか、非常に大きな違いを生みます。

まず、体温を測ってみてください。肋骨の下のお腹の柔らかい部分を手の平で触るとよいでしょう。体温計がある方は肛門などで適切な使い方をして測ってください。小型犬の平熱は38.5~39.5度、大型犬は37.5~38.5度と、人間よりだいぶ高くなっています。そのため、普段から暖かいはずですが、熱があると「暖かい」というより「熱い」と感じます。

また、内臓が原因で食べられないケースがあります。かわいそうですが、内臓を圧迫して痛がるかどうか確認してください。小型犬だと抱っこするのを嫌がることで分かるかもしれません。仰向けにして、少し強めに指2~3本でお腹を圧迫して、嫌がる、痛がるようであれば内臓が悪いかもしれません。

その他、ただ食べないだけでなく、ぐったりと弱弱しい、いつものように遊ぶことを催促しない、など、体調不良につながる兆候を見かけたらできるだけ早く病院にいきましょう。

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