ペットとお金 その1

ライター 愛犬の闘病、そして死別。それを機に犬に関しての様々な事を勉強中。 現在はキャバリアと柴犬と暮らしています。 グローバルな経験を活かし、海外の情報もお届けしたいと思っています。

ペットを飼うにはお金がかかるの?

現代的で一般的な飼い方をするのであれば、犬、猫、その他のペットを飼うのにはお金がかかります。

まずは「初期費用」つまりペットを購入する費用やペットを迎えるための設備などの準備にもお金がかかります。
ペットを飼うのが初めてと言う方はこの初期費用が一番大きな出費と思っているかも知れません。
しかし、実際は飼ってからの方がお金はかかります。

ある調査結果では「犬を1匹飼うには月平均1万数千円かかる」と言われています。
情報誌などには「月平均数千円はかかります」と記載されている事もありますが、実際はそれ以上の金額がかかる事が一般的の様です。
犬を飼う場合、仮に月々15,000円かかるとして、加齢や病気などでの追加費用がかからなかったとしても10年~15年生きたとしたら180万円~270万円ものお金がかかります。

それに加え、ペットビジネスは拡大を続け、その内容も多様化しています。
つまり、お金をかけようと思えば資金がある限り、上限なく様々な物事にお金をかける事もできます。

もちろん、ほとんどお金がかからない(お金をかけない)と言う人もいるでしょう。
例えば、病気になっても病院へ連れて行かなければ医療費などはかからないでしょうし、食べ物は人間の食べ残しを与えているので、ペットの食費としてかかるお金はほとんど無いと言う人もいるでしょう。

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節約方法ってあるの?

①ペットを飼いはじめたら
仔犬や子猫の状態から飼う場合は、成長に合わせ多くの必要品を買い替えなくてはならないでしょう。
これは犬や猫以外のペットでも成長に合わせ買い替えが必要なものが出てくるでしょう。

数か月で買い替えが必要になってしまう物は知り合いなどから譲り受けたり、ネットオークションなどで格安で購入したりすると、節約になるのではないでしょうか。
しかし、仔犬や子猫などは何でも口に入れてしまう事もあるので、感染症などを起こさないためにもトイレだけは新品を購入する事をお勧めします。

②日々のフード代
ペットのフードは日々お金がかかる物の一つですが、その価格が安全性を証明するものではないので、高価なフードを与えなくてはいけないとは思いません。

ある調査では有名ブランドのペットフードの値段の8割ほどが広告費や棚代などに費やされ、原材料費は販売価格の1割か、良くても2割程だと言う結果が報告されています。
しかし、安価で粗悪なフードも多いため、フード選びは簡単ではありません。

アメリカでは研究所や大学で各フードの安全性などを調査し発表しているので、そう言った情報を参考にしたり、実際にペットを飼っている人々の口コミなどを調べたりして、よりリーズナブルで安全なフードを選ぶ事が重要でしょう。

人間同様、粗悪な食べ物は健康に影響を及ぼすため、安いフードを与える事が必ずしも節約にはつながりません。粗悪なフードは発育障害やアレルギーの発症、様々な病気の原因になりかねないので、結果的に医療費がかさんでしまうからです。

③医療費と病院選び
医療費も大きな出費の一つでしょう。
病院によって同じ治療でも価格差は大きいので、まずは費用対効果を見極めて、より良い病院選びが必要でしょう。
例えば、尿結石での治療例では受診費用、検査費用(検尿、エコー検査)、薬代でA病院では2,000円程、B病院では8,000円程と大きな差があります。
そして、尿結石などは1回の受診では治る事はないので通院が必要になるでしょう。完治までに10回受診したとして、A病院とB病院では6万円もの差になります。

毎年かかる予防ワクチン代ですが、同じ9種ワクチンでもA病院では5,000円程、B病院では10,000円程と大きな差があります。
フィラリアの検査や予防薬、ノミ・ダニ除去の薬など毎年又は毎月かかる費用も病院によって差があります。
事前に調べる事で、年間数万円の節約になるかも知れません。

より良い治療を的確に行える病院を選ぶ事の方が重要ですが、同じクオリティーなら安い方が気軽に行けるので、病気の早期発見や治療にもつながるかも知れません。

<今後、医療費がさらに上がる可能性>
これまで動物病院で看護師として働くには特に資格は必要なかったため、看護師の人件費(給料など)は動物病院にとってさほど大きな負担ではなかったはずです。(以前から動物の看護に関する様々な資格や専門学校などは存在していましたが、絶対に取得しないといけないと言うものではありませんでした。)

2012年から動物看護師統一認定が始まり、2014年現在は移行期間中です。
今後は大学や専門学校で時間とお金をかけないと動物看護士になる事は出来なくなります。
看護師の知識や経験が向上されるのはペットを飼う人にとっては悪い事ではないでしょう。

しかし、今後看護師の人件費(給料など)は動物病院にとって大きな負担になりえるのではないでしょうか。
その解決法として考えられるのは、「看護師の人数を減らす」か「飼い主が負担する医療費を値上げする」かのどちらかになるのではないでしょうか。
どの程度まで医療費が値上がりするかはまだ定かではありませんが、今後医療費が上がる可能性はとても高いのではないでしょうか。

④ペットの保険
年々増えてきているペットの保険に加入し利用する事も節約につながるかも知れません。
近年ではそのバリエーションも増え、年間1万円前後のものから10万円以上のものまで様々です。

ほとんどの保険が契約期間は1年で自動更新されると言ったものが多いのです。
保険の中には1度かかった病気は更新後補償対象外になってしまうもあるので、必ずその補償内容を確認し、適切な保険に加入する事が先々大きな節約につながる可能性が高いと思います。
また、年々保険の種類も増えてきているので、更新時期に合わせて毎年保険の見直しをしてみるのも良いかも知れません。
「誤飲及び誤飲が原因での治療などは補償対象外」と言う保険もありますが、生後1年~2年程は好奇心から誤飲を起こしてしまう犬や猫は少なくないので、補償対象である事を確認する事をお勧めします。

その他、補償対象になっていると安心なものでは、下記の様なものがあると思います。
【歯の治療】
歯の治療を要する場合、多くは全身麻酔をして処置を行う事になるでしょう。麻酔代、手術代、入院代など様々な費用がかかりますが、歯の治療は補償対象外になっている保険も多いので保険加入時に確認しておく方が良いでしょう。
【時間外の受診や往診料】
人間と同様でいつ何時病院での処置が必要になるかは想定できないでしょうが、時間外の受診は対象外となっている場合もあります。そして、衰弱が酷ければ病院まで移動する事が命取りになってしまう様な場合や大型のペットは往診をお願いする事もあるでしょうが、こちらも対象外になっている場合があります。
【酸素室】
酸素室代はそのペットの大きさにもよりますが、月々結構な費用になります。
呼吸器だけでなく心臓にトラブルが発生した場合など、何カ月、何年にもわたって酸素室での生活が必要になるペットもいるでしょうが、こちらも対象外になっている事が多いので、呼吸器や心臓の病気が発症しやすいペットは酸素室代も対象になっている保険を選んでおくとかなりの節約になると思います。

人間と同様で日々の生活の中で節約できる点はたくさんあるのではないでしょうか?
ただ、それが目先の節約で先々大きな負担になってしまわないかを考える必要もありそうです。

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