神獣は生きている!?二ホンオオカミは生き残っている可能性がある!

ミニチュアダックス2頭とセキセイインコ1羽のパパさんです。自由奔放な彼らに翻弄されつつも、日々大切なことを教えてもらっています。

富士山の麓にある山梨県の西湖で、絶滅していたと思われていたクニマスが発見されたというニュースに興奮を覚えたのは、なにも筆者だけではないはずです。

もともと秋田県の田沢湖にだけ生息していたクニマスが、遠く離れた西湖で連綿と命を引き継ぎながら生きながらえていたことに感動すら覚えたものです。西湖周辺の地元地域では、以前から「クロマス」という名で呼ばれていたのだとか……。

山梨県による調査によると、クニマスは相当数の個体が生息しており、希少種ではないとする結論がなされたようです。これもなんだか嬉しい話ではないですか! 絶滅したと思われていた魚が発見されれば、当然個体数は少ないだろうと考えるのが自然です。しかし、それが「相当数」生き残っているわけですから……。

今後、クニマスが故郷の田沢湖で泳ぐ姿を見ることができるのかどうか、注目していきたいものです。

日本の絶滅種といえば「二ホンオオカミ」

さて、絶滅種というと筆者はどうしても「二ホンオオカミ」が脳裏をよぎるのです。その昔、日本中の山々を駆け回っていたであろう二ホンオオカミ――。

約100年前に絶滅したと言われていますが、はたしてどうなのでしょか。クニマスのように今もどこかでひっそりと生きているということはないのでしょうか……。

かつて本州から九州の山々には二ホンオオカミがたくさんいました。
しかし残念ながら、我々は二ホンオオカミの姿を目にすることは叶いません。二ホンオオカミは1905年に奈良県で捕獲された個体を最後に絶滅してしまったのです。

その後、群馬県で「1910年に駆除された」という資料が発見されたりもしましたが、少なくともその後現在に至るまで確実な目撃情報はありません。

ところが、すでに絶滅していると言われているにも関わらず、「二ホンオオカミは生存している!」と信じて疑わない人も少なくありません。

1996年、埼玉県の秩父山系で撮影された写真が世間を騒がせたことがありました。なんと、その写真は絶滅したはずの二ホンオオカミだというのです。
また、2000年には九州で二ホンオオカミによく似た動物が撮影されています。

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これが、その時に撮影された二ホンオオカミかもしれないと言われている「秩父野犬」です。
今回は撮影者である八木博氏に許可をいただき掲載させていただきました。

実際に専門家による鑑定も行われ、この「秩父野犬」には二ホンオオカミの特徴が多くみられることから、二ホンオオカミの生き残りである可能性が高いという見解がなされてもいます。

果たしてそこに写された動物は二ホンオオカミなのでしょうか。

どこかで生息しているとしても不思議ではない

もし……もし仮にもどこかで生き残っているのであれば、それはやはり正直に「嬉しいな」と思います。

別に恐竜が生き残っているだとか、そんな話ではないわけですし、恐竜よりも二ホンオオカミの方が遥かに現実味もあると思うのです。
ましてや奥秩父と言えば関東の秘境とも言われます。その広大な山地にひっそりと生きていたとしても、決して不思議ではありません。

さらに、九州や四国の山地にも二ホンオオカミがいるのではないかとも言われています。

筆者の知る限りではその後、秩父山系の山中でオオカミの遠吠えを大音量で流すという実験も行われました。二ホンオオカミがそれに反応して遠吠えを返してくれるのではと期待されましたが、実験自体は思うような成果は得られなかったようです。

ちなみに2014年11月には、秩父市の鍾乳洞で二ホンオオカミのものと見られる歯が見つかり、ヒグマと見られる全身骨格も見つかっているようです。

本州には現在ツキノワグマしか生息していませんが、そう遠くない昔にはヒグマも生息していたのでしょうか……。

UMAではなく現存した動物だということが重要

二ホンオオカミは何億年も前に絶滅したわけではなく、比較的つい最近まで生きていたこと、ましてやUMAなどのような未確認動物でもありません。クニマスのようにどこかでひっそりと生き残っていたとしてもおかしくはないと思いませんか?

日本では古くから畑を荒らす鹿や猪を食べてくれるオオカミを神の眷属として崇めてきた信仰がありました。秩父はもちろん、奥多摩、山梨県など山岳地域でオオカミ信仰が盛んだったと言われていますし、その信仰を今なお受け継いでいる地域もあります。

秩父の三峯神社などは二ホンオオカミを祀った神社として有名です。その他、東京や千葉、栃木、山梨、静岡、岐阜などにも、「狼神社」と呼ばれる神社が多数あります。

筆者も三峯神社へは何回か行ったことがあります。三峯神社の博物館には二ホンオオカミに関する資料が多数展示されており、二ホンオオカミの魅力に触れることができます。

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そんな二ホンオオカミ――。絶滅した理由もはっきりとは分かっていません。

主な理由としては狂犬病が海外から入ってきたことによって二ホンオオカミは害獣となり、どんどん殺されてしまったこと。森林開発によって住む場所を追われてしまったこと。海外から持ち込まれたジステンバー病によって死滅してしまったこと――などが原因だとされています。

これらのどれか、もしくはこれらの要因が重なってしまったことで、二ホンオオカミは姿を消してしまいました。

でも、もし生息域をもっと標高の高い場所に移していたりしたら……。生き残っている可能性も無きにしも非ず。
実際、標高2,000m近い山中で二ホンオオカミらしい動物に咆えられたという体験をした人もいます。

二ホンオオカミかもしれない写真を撮影した人や、二ホンオオカミらしい動物に咆えられた人、二ホンオオカミのような動物の遠吠えを聞いた人など、様々な体験者がいることもまた事実なのです。だからこそ、今なお日本のどこかでひっそりと生き残っているのでは? と多くの関心を集めているのです。

絶滅種である二ホンオオカミが発見されでもしたら、それこそ今世紀最大級の発見となります。

「二ホンオオカミなんかいないよ」と一笑に付してしまうのは簡単です。でも、もしいたとしたら……??? そこに筆者は大きなロマンを感じてしまうのです。

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