クジラやイルカは同じ!? 見分け方なんてあるの?

ミニチュアダックス2頭とセキセイインコ1羽のパパさんです。自由奔放な彼らに翻弄されつつも、日々大切なことを教えてもらっています。

これから夏休みの季節ですね。夏休みを利用してどこへ出かけようかと予定を練っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

お子様連れであれば皆さんどこへ出掛けられるのでしょうか? やはり夏ということもありますから、海へ出掛けるファミリーもきっと多いことでしょう。

今回はそんな海の生き物――クジラやイルカについてのお話です。

クジラもイルカも同じです

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クジラやイルカといえば我々人間と同じ哺乳類でありながら海で生活していることでも知られています。沖縄などへ行けばホエールウォッチングやドルフィンウォッチングも楽しめますよね。また、水族館へいけばイルカのショーなどで我々の目を楽しませてくれます。

さて、では皆さんがお子様と水族館へ行ったと仮定してください。家族みんなでイルカショーを見ているとき、ふとお子様がこんな質問をしてきたら何と答えますか?

「クジラとイルカって何が違うの?」

さて、何とお答えになりますか?

「クジラは大きくて・・・イルカは小さくて・・・」

そう答えるのでしょうか?

しかし、残念ながらそれは正解ではありません。なぜなら、クジラもイルカも同じ動物だからです。分類学上は、クジラもイルカも同じ「クジラ目」に属す哺乳類です。

「クジラ目」はさらにふたつのグループに分けられます。ひとつは「ヒゲクジラ亜目」、もうひとつが「ハクジラ亜目」です。この「ハクジラ亜目」にイルカが分類されているのです。

「ヒゲクジラ亜目」で有名なのがシロナガスクジラなどです。地球上最大の動物と言われるあのクジラです。文字通り、口の中にヒゲ板というブラシのようなものがびっしりと生えている種類です。ちなみにヒゲとはいっても結構な硬さがあるようです。

一方、イルカの属している「ハクジラ亜目」の種類は、口の中に歯が生えています。同じ形をした歯が綺麗に並んでいるのが特徴です。「ハクジラ亜目」の中で有名なクジラがマッコウクジラと呼ばれるクジラです。

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体長を目安に分けられているだけ・・・

ざっくりと分類についてお話しましたが、ハクジラの仲間の中で体長が4メートルほどまでの個体を「イルカ」、それ以上のものを「クジラ」と呼ぶそうです。

「てことは、冒頭の答えは正解じゃないの?」と思われるかもしれませんが、それもちょっと違います。

たとえ見た目がイルカであっても、体長が4メートルを超えてくると「クジラ」になるのです・・・。何と曖昧な分類なのでしょう・・・。

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シャチはクジラ?それともイルカ?

さて、クジラやイルカが登場しましたが、気になるのはシャチの存在です。

「シャチはどうなの? クジラ? イルカ?」と疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。

最近では、水族館へ行くとイルカと共に愛くるしい表情で我々を迎えてくれるシャチですが、実は超獰猛な生き物。水族館では飼い慣らされているため大人しそうに見えますが、海洋生物の中で頂点に君臨する海の猛者なのです。

シャチの体調は概ね6m~9mほど。分類上もイルカと同じ「ハクジラ亜目」に属しています。

先ほどの説明から単純に考えれば、イルカよりも大きなシャチはクジラということになりますが、そこはちょっと違うのです。

実は、イルカとシャチは同じ仲間。イルカが4mを超えればクジラになるように、シャチも10mを超えてくるような個体はクジラということになります

ちょっとややこしいかもしれませんが、整理すると以下のようになります。

○イルカ=シャチ(ただしシャチはイルカよりも一回り大きい)
○イルカは概ね体長4m~5mほど
○シャチは概ね体長6m~9mほど
○それより大きな個体は「クジラ」
○それぞれ体長によって区別されているだけで明確な違いがない
○図鑑などによっては、「3m以上」や「5m以上」と説明されているものある(それだけ定義が曖昧)

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ちなみに、イルカやシャチがクジラと同じ仲間だという証拠に、英語ではシロイルカのことを「ホワイト・ホエール」、シャチのことを「キラー・ホエール」と呼びます。

日本では明確に「イルカ」や「シャチ」として分けられていますが、英語圏ではシロイルカやシャチはハッキリとクジラとして認識されているんですね。

ちなみに「シロイルカ」とは言っても体調はオスで5mを超えますから、先の「曖昧な定義」に当てはめれば、立派なクジラということになります。見た目もどちらかと言えばクジラに近いイメージもあります。

という訳で、冒頭の答えは、「パッと見で判断してるだけよ!」というのが正解になるのでしょうか・・・。

この辺りの判断は、ご父兄の皆様にお任せいたします。

サメはまったく種類が違います!

「あれ?サメは?サメは何なの!?」と、お思いの皆さん。

一応、補足として書いておきますが、サメは哺乳類ではありません。

「魚って言ったってウロコもないじゃないか!」と、お思いの皆さん。

一応、補足として書いておきますが、サメは胎生ではなく卵生です。

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もうひとつ重要な補足を付け加えておきますね。

哺乳類が泳ぐときは縦方向に体をうねらせます。爬虫類や魚類は体を横にうねらせます。そこから考えても、サメは明らかに魚類です。

また、クジラやイルカは肺呼吸ですが、サメはエラ呼吸です。サメが哺乳類だということは絶対にないので、お子様に説明されるときは十分に注意しましょう。

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