猫好き集まれ!猫の毛色と柄のちょっと楽しい話

都内某大学院を出たのち、ライター兼猫(茶トラ♂)の奴隷として働くことに。小学生時代は生き物係、中学以降は生物部と動物全般が好き。動物とのよりよい共生について、思いを馳せる毎日です。記事は猫多めです。

私にはアメリカ人の友人がいるのですが、美人な彼女は素敵な赤毛に、薄茶の瞳をしています。
人種のサラダボウルと言われる国で育った彼女にとっては、他人の髪の色や瞳の色の違いはたいして気にならないみたい。
でも、幼いころから日本人コミュニティで育った生粋の日本人である私(もちろん黒髪、目は深い漆黒)にとっては、個性的な髪色や瞳の色ってとても魅力的に思えます。
もしかしたら、私が猫を愛する理由の一つもそんな感じなのかもしれません。
猫の毛色や柄、瞳の色は本当に多彩で、見ていて飽きません。
今日はそんな、猫の身体の柄と色の話。

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猫の柄いろいろ。元祖はあの柄!

猫の柄って本当にたくさんありますよね。
キジトラ、茶トラ、白、黒、キジ白、茶白、サバトラ、三毛、サバ白、サビ、そしてこれらの組み合わせ。
うちの猫の場合は茶トラですが、尻尾の先は白いです。ってことは、正しくは茶白ってことになるんでしょうか。とにかくそれぞれの猫がオンリーワンの魅力を持っていますよね。
こんなに豊富にある猫の柄ですが、もともとは一種類だけであったといいます。
その柄は「キジトラ」。
猫好きすぎて猫を神様にしてしまったことで有名な古代エジプトでは、多くの猫をミイラにしていました。そのミイラを調べた結果、すべての猫がキジトラであったことが判明したのだそう。キジトラ柄は、猫の直系の祖先であるリビアヤマネコの柄ですから、不思議はありませんね。
キジトラしかいなかったはずの猫は、どうしてこんなに毛色・柄が豊富になったんでしょう?
これは、猫と人間との距離が縮んだためと考えられます。
たとえば、全身が白い猫というのは、外敵に狙われやすいため、自然界には適していません。しかし、人間との暮らしによってある程度身の安全性が保たれた結果、生まれたとされます。しかもそういった柄の猫は、希少性から人間が積極的に保護や繁殖をしようとするので、むしろ守られるんですね。

キジトラ

柄と猫の性格は関係するのか?

「三毛は賢い」
「黒猫は甘えん坊」
「茶トラは身体が大きい」
などといった、柄と猫の性質や性格がまるで関係するかのような話、聞いたことありませんか?
これについては実は科学的根拠はなく、個人の感想によっている場合も多く、統一的な見解は出ていません。
ただし、これにはいくつか仮説も立てられるかもしれません。
たとえば、西洋の多くで黒猫は魔女の使い魔とされ、殺処分されることさえありました(このような意識がなお残っている地域もあり、動物愛護団体が警鐘を鳴らしています)。その際、攻撃的だった黒猫は「こんなに乱暴とは、やはり使い魔である」という意識を強く持たれてしまったため殺され、甘えん坊の黒猫はこの性格により生き延びたのかもしれません。結果として、黒猫は現在に至るまで、甘えん坊の性格の遺伝子が色濃く残った――とか。
また、茶トラは遺伝子の関係でメスが生まれにくい傾向で、結果としてオスが多いです。
オスはメスよりも身体が大きいのが普通なので、「茶トラ=大きい」というイメージに結びついているのかもしれませんね。
まぁ、うちの茶トラ(オス)は本当に大きいですが……。

茶トラ

最後に

いかがでしたか。
猫の毛色の話は、調べていくと本当に尽きません。
特に三毛猫の話などは、いつの間にか遺伝子の話になってしまうので、また次の機会にでも。
でも難しい遺伝子の話より、毛色と柄を見てニヤニヤしているほうが私は好きですけどね!

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