どうぶつたちの あしあと クイズ

獣医師。酪農学園大学獣医学部卒業後、神戸の動物病院で4年ほど勤務し、命の重みを毎日痛感。結婚後移住した北海道の町には小動物の病院がひとつも無いという、このご時世大変びっくりな展開を経験する。現在新種の生物(息子)と格闘しながら、将来臨床への復帰を目指して再勉強中です。地域の子供達と動物の健全で安全な触れ合いの時間を作ることが、学生の頃からの密かな目標。・・ただの動物好きなので、いろいろな動物に関することを幅広く書いていきたいと思います。

私が住んでいるところでは北国ながらも雪が少なく、冬でも常時雪が積もっているわけではありません。なのでたまに雪が積もったりするとテンションが上がってしまい、散歩がてらキョロキョロあるものを探しに行きます。あるものとは何かと言いますと、雪の上に残る野生生物の足跡。それぞれに特徴があるので、数時間前にはこの場所をあんな動物やこんな動物が通り抜けていたんだなあと想像を張り巡らせ、ワクワクすることができます。

では、早速クイズです。私がよく見たものに限定しますので、割と身近なものばかりです。

クイズ1

この足跡たちはだれのものでしょう?
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特徴的な足跡ばかりですね。

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答え
①スズメ
②キジ
③ウマ
④ウサギ
⑤カラス
⑥(エゾ)リス
⑦(エゾ)シカ

では、この調子で次にいってみましょう!

クイズ2

この足跡たちはだれのものでしょう?クイズ1と同じように複数います。
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(クオリティ的にも)悪問だ・・と思われたかもしれませんが、諦めずに粘ってみてくださいね。ポイントは爪や歩き方です。

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答え
①キツネ
②イヌ
③ネコ
④タヌキ

もはや野生でない動物も混ざっていますが、まず他の全ての足跡に爪痕が付いているのに対してネコでは付いておらず(ネコは歩く時に爪をしまって足跡を消しますよね)、キツネは基本的にまっすぐ歩き、タヌキは左右にボテボテと歩きます。同じような足跡でも種の特性が出るので、面白いですね。

ちなみに私が住んでいるところはヒグマの生息地ですが、まだ雪の上の足跡は見たことがありません。(冬眠していますもんね・・。)

歩き方には名前がついている

ところで獣医学部に入って最初の頃に受けた解剖学の講義で、蹠行性(しょこうせい)や蹄行性(ていうこうせい)といった分類を習ったことを思い出しました。

私たちヒトやクマのようにかかとまで地面につけて歩く歩き方は蹠行性、シカやウシ、ウマなどのように指先の蹄だけで歩くのは蹄行性、指を地面につけて肉球が足跡に付くのは指行性・・クイズ2の動物たちがそうですね。このように、動物によってどこまで着いて歩くのかは異なるのです。ちなみにジャンプしながら進むのは跳行性といってウサギなどに見られます。

足跡ひとつとっても多種多様、進化の長い歴史が伺えて、ただただ凄いなあと感嘆するばかりです。雪国にお住いの方は足跡探しを既に楽しみにされている方も多いと思いますが、雪の少ない地域でも地面に着いた足跡を探してみたり、旅行の時にでも探してみると日常や旅がさらに彩りを増してくるのではないかと思います。

ただし、クマの足跡を見つけたら、そっと引き返しましょうね。

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クマはこんな感じです(向かって左が後ろ足、右が前足)

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