【その4】フィラリアに感染してしまったらどうする?

獣医師。酪農学園大学獣医学部卒業後、神戸の動物病院で4年ほど勤務し、命の重みを毎日痛感。結婚後移住した北海道の町には小動物の病院がひとつも無いという、このご時世大変びっくりな展開を経験する。現在新種の生物(息子)と格闘しながら、将来臨床への復帰を目指して再勉強中です。地域の子供達と動物の健全で安全な触れ合いの時間を作ることが、学生の頃からの密かな目標。・・ただの動物好きなので、いろいろな動物に関することを幅広く書いていきたいと思います。

【そのときの症状にもよるけど、最悪手術でシュルシュル〜っと取り出すこともあるでしかし〜】

dogface01_03『なんだか色々聞いていたら怖くなってきたなあ・・感染していないか病院で検査してもらおうかしら・・でも、検査もなんだか怖い。どういう検査をするのかなあ』

moskeeto_nomura『基本は採血やな。犬糸状虫の出す抗原を検出するキットなんかが色々出てるわ。あと、ミクロフィラリアを顕微鏡で直接見るっていう手もあるねんけど・・・これがまたアンビリーバボーでなあ』

dogface01_01『アンビリーバボー』

moskeeto_nomura『ミクロフィラリア・・なんかわからんけど、時間帯によっていっぱい抹消の血管に出て来たり、出て来んかったりするって話。あと、犬糸状虫はおるけどミクロフィラリアがおらんパターン・・オカルト感染っていうねんけど、そういう場合もあるから、アンビリーバボー。まあ、ミクロフィラリアがいつの間にかやっつけられていたり、雄か雌のどっちかしかおらんかったり、未成熟成虫しかおらんかったりっていう理由は考えられるけど。抗原検査でも、寄生している数がえらい少なかったり、雄だけやったり、成虫になりきれてへんかったりしたら検出されへん場合がある。せやからどうにもこうにも怪しかったらレントゲン撮ったり超音波あてたりっていうのもあるやろうな〜』

dogface01_02『それでもし、犬糸状虫、いますがなーってなったらどうするの?』

moskeeto_nomura『いますがなーってなったら、それはその時の状況によりけり。1つは、まあ、おるけど特に症状もなく・・って場合は新しい感染を防ぎながら成虫が自然に死ぬのを待つ。寿命は犬の中で6〜7年てとこらしいわ。もう1つは、薬でやっつける。ただし場合によっては一斉にムシが死んで血管に詰まって危険なことがある。咳とか腹水貯まっているとか症状が出て来ている場合はそっちの治療もせんとな。そしてもう1つは、急性に症状が出てきた場合手術でムシを取り出すっていうやつ』

dogface01_02『手術・・大変そう・・』

moskeeto_nomura『首のふっとい静脈から器具入れてシュルシュルシュル〜〜って吊り出してくるねんで〜〜』

dogface01_01『嫌だ〜〜〜!!絶対嫌だ〜〜〜!!』

moskeeto_nomura『ま、そうならへんためには1に予防、2に予防、3、4がなくて5に予防や。次行くで〜〜』

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