世界のペットマーケット事情

中国に住んでいた経験を活かして、中国のペット事情や、ペットマーケットについて、さらには国際的なニュースなどを取り上げていきたいと思います。ゴールデンレトリバーのような優しい顔をした大型犬が大好きです!

日本では横ばいが続くペット市場(ペットの飼育頭数は減少傾向にある)。しかし、世界中ではいま、ペット市場がアツい!

ちなみにペット大国アメリカでは2012年のペットの市場規模は533億ドル(およそ5兆円)と言われている(出典)。日本のペットの市場規模に関しては様々なデータがあるが、少なくとも3~4倍はアメリカのほうが大きいようだ。

今回は、ロンドンに本社を置くEuromonitor International の調査から、世界各国のペット市場についてご紹介しよう。

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中国のペット市場

中国のペット市場が拡大を始めたのは今から5~6年前。経済成長とともにペットの家庭内での地位も向上し、ペットは今や中国でも「家族の一員」となっている。(2011年、中国で、チベタンマスチフが世界最高額となる150万ドルで落札されたニュースを覚えているだろうか?)

PRNewsWireのレポートによると、中国のペット市場は2007年~の5年間で、28%も成長している。中国では、年間3万円近かった犬の登録料が、4000円ほどに下がったことが、飼育頭数の増加に貢献しているとみられる。

また、中国ではペットのショービジネスも成長している。1997年以来、上海で開催されているペットショーは毎年規模が拡大の一途をたどっているのだ。

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インドのペット市場

もう一つの巨大ペット市場がインドだ。

インドでは、市販のペットフードがまだ一般化していない。多くの家庭では自家製の食べ物を与えているためだ。しかし、共働き世帯が増えていくなかで、ゆっくりとだが、着実に市販のペットフード市場が伸びている。

Euromonitor社は、インドはこれから急激なペット市場の拡大期を迎え、世界でもトップクラスの市場規模になるだろうとみている。インドでは特に、下記の市場の伸びが著しい。

・ペットヨガ
・ペット雑誌
・ペットのしつけ
・トリミング

また、ペット可のカフェやレストランも大きなトレンドになっている。

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ロシアのペット市場

ロシアでは、ペットフード市場が目覚ましい成長を遂げている。

実際、日本ではコーヒーのメーカーとして知られるネスレ(Nestle)は、2011年夏、ウェットフードの生産量を倍増するため、ロシアのVorsinoという町の工場に約50億円の追加投資を決めた

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一方、ロイヤルカナンのロシアにある子会社JSC Roskan社では、2010年の決算で、前年度比33%増というとてつもない純利益をたたき出している。

ロシアのペットフード市場はますます拡大が期待されているのだ。

これからはアジアを中心にペット市場は拡大の一途を進む!

インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム…現在、東南アジアの経済成長は著しい。それらの国では、中国がそうであったように、徐々にペットの地位も向上し、今よりもっと大切にされていくはずだ。それに伴って、消費も大きくなる。トリミングをするようになるし、食べ物もプレミアムフードを与え、しつけもしっかりする。日本の市場はやや停滞気味かもしれないが、すぐ近くの東南アジアに目を向ければ、これから急成長間違いなしの市場があるのだ!

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