動物看護師が教える…ペットに効率的に水分を摂らせるにはどうしたらいいの?

ぽちと(元Pety-ペティ)ブロガー。元動物看護師。関東の動物看護師専門学校を卒業後、東京都内の動物病院で3年半、動物看護師として勤務。現在はトリミングサロンの経営に携わりながらブロガーとして活躍中です!

犬に限らず、動物にとって一番大事な栄養素は”水”です。ほとんどの動物は、体の60~70%が水分で出来ています。人間も、水さえ摂取していれば数日は生きる事が出来ます。

一方で、犬や猫は、ドライフードの普及によって慢性的な水分不足に陥っている場合が多々見受けられます。慢性的な水分不足によって、代謝が正常に働かない・栄養素が十分に消化吸収されない・熱中症になりやすいなど、沢山の弊害が生じます。最近の犬猫に多い尿路結石(犬のストルバイト結石の原因はほとんどが感染症です)も、水分不足が原因になっている事が
多いです。

尿とは排泄物。体にいらない物です。その中には毒素や細菌も沢山含まれています。充分な水分が摂取できていない犬は、尿の濃度が濃くなります。毒素や細菌もギュッと濃縮されるわけです。充分な水分を摂取させる事・オシッコを我慢させない事で、毒素や細菌を体内にすぐに排出できます。つまり、感染症のリスクがグンと減るんですね。充分な水分摂取に加え、いつでも排泄できる環境も大事です。

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では、一日にどれくらい飲めば良いか?犬の理想とされる一日の水分摂取量は諸説あります。
1、体重(㎏)の0.75乗×132(ml)
2、体重(㎏)×30+70(ml)
3、一日に摂取するカロリーと同等(ml)
4、体重1㎏当たり50~70ml
体重5キロの犬に当てはめると、220ml~440ml。計算方法によって倍ほども差があるじゃないか!と思ってしまいますが、犬は個体差が大きいのです。少ない量で健康が保てる子・沢山飲んで健康を保つ子と様々です。『うちの子はどうかな?』が大事なんですね。水分に限らず、食事バランス(フードの種類)や躾にも共通する事です。

犬の水分摂取量を増やすには?

人間でも水分摂取量を増やすのは難しいのに、犬なんて尚更難しい・・・と思ってしまいますよね。
簡単に出来る方法は以下の通り。
・ウォーターノズルを使用しているのなら、別に置き水をする。
・ぬるま湯(35度~40度)を与える。
・ドライフードを与える際、ヒタヒタの水かぬるま湯をかける。
・肉を茹でた汁やプレーンヨーグルトを薄めて与える。
与える水は、日本なら水道水で充分です。浄水器を通した物なら更に良し!水分をあまり摂らない子や、尿路感染症にかかりやすい犬種は水分摂取量にも注意してみて下さいね。

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